Story
17歳の誕生日。
それは、いつもと同じように始まり
いつもと同じように終わり
いつもと同じように明日が来るのだと思っていた。
――でも、そんな明日なんて来なかった。
見知らぬ森で助けてくれた 獣の耳と尻尾を持った青年。
突然始まった古ぼけた洋館での生活と・・・
そこで出会った個性的な住人たち。
「ありがとう」
と
「ごめんなさい」
を繰り返し、育まれていく特別な感情。
――ぬくもりに包まれて
――君が笑って
楽しく穏やかな毎日が続いてくんだと、そう思ってた。
でも
ひとつの歪は広がって 大切な人たちを変えてしまう・・・・・・
これは
戻れない日々と
手に届かない明日への
物語